みなさん、モダンカリグラフィーってご存じですか?
筆者は2年ほど前に、モダンカリグラフィーの存在を知り、いつか自分も書いてみたいと思い、それから現在も練習を続けています。
ここでは、モダンカリグラフィーに使うペンの種類や、モダンカリグラフィーについてお伝えしていきます。
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モダンカリグラフィーはどんなペンを使うの?
モダンカリグラフィーには、どんなペンを使用するのでしょうか。
初めてモダンカリグラフィーを書いたり、習おうとするときにまず悩んでしまうのではないでしょうか。
モダンカリグラフィーには「ポインテッドペン」「ブラッシュペン」「モノライン」という3種類の表現方法があります。
それぞれ使用するペンが違ってきますのでみていきましょう。
ポインテッドペン
ポインテッドペンとは、「ニブ」という金属製のペン先をオブリークホルダーまたはストレートホルダーに挿して書くペンのことを言います。
私が主にモダンカリグラフィーを書くときに使用しているのはポインテッドペンです。
ポインテッドペンで文字を書く際にはインクなどが必要となります。
ポインテッドペンにもさまざまな種類がありますので、自分に合ったホルダーやニブが見つかるといいですね。
ブラッシュペン
筆や筆ペンなど、ペン先がしなるサインペンのことを言います。
ポインテッドペンもそうですが筆圧によって文字の線の太さが変わってきます。
ブラッシュペンですと、インクを用意することもなく、ペン1本で書けますので手軽に書くことができます。
モノライン
万年筆やガラスペン、筆圧をかけても文字の太さが変わらないペンを使ったスタイルです。
単一の線でかくモダンカリグラフィーも素敵です。
では、実際に筆者おすすめのモダンカリグラフィーペンについてお伝えしていきます
筆者おすすめのモダンカリグラフィーポインテッドペン
ポインテッドペンにはさまざまな種類があります。
先ほどもお伝えしましたが、ポインテッドペンには、ホルダーとニブが必要になります。
まずはホルダーから見ていきましょう。
おすすめホルダー
①「Speedball Oblique Penholder」
初心者の方が使用するホルダーとして「Speedball Oblique Penholder」が挙げられます。
私も最初はこのホルダーを愛用していました。
いろんなお店でも購入することができますし、金額もリーズナブルで手に取りやすい商品です。
後でニブの紹介もしますが、HUNT101やGペンなどにもあうホルダーです。
②「The Deuce 2-in-1 Pen Holder by Yoke Pen Co.」
アメリカ インディアナ州でハンドクラフトのペンホルダーを販売されているヨークさんのホルダーです。
フランジホルダーのペン先を調節でき、持った感じもとても書きやすく愛用しています。
ホルダーがラバーコート加工されているので、とても書きやすく、ニブさまざまなものに対応が可能です。
私はリバティカリグラフィーさんで購入しており、とてもおすすめです。
③「TAKI-crafts」
日本人の宮瀧さんが作っているホルダーです。
種類もさまざまな木材を使用したホルダーが揃っており、見るだけでうっとりしてしまいます。
ニブの固定部分がネジで調節が可能になっています。
私が買ったホルダーは、木の箱に収められており、箱を開けるたびにわくわくしています。
お気に入りの1本が見つかるといいですね。
おすすめニブ
①ZEBRA Titanium G-Pen Pro
私がさまざまなニブを試してたどり着いたのは、ゼブラのGペンの中のTitanium G-Pen Proです。
gペンの書き心地としては同じく通常のものと比べて耐久性があるものになります。
Gペンは日本で作られており、漫画などにも使われているようです。
Gペンは他にも、「NIKKO G」と「Tachikawa 」のGペンがあり、書き心地はそれぞれに違います。
筆圧が高い方におすすめのニブとなりますが、インクの持ちがいいニブです。
②HUNT101
カリグラフィーをしていると一度は耳にするとってとても有名なニブです。
アメリカ製のニブで、柔らかく細い線を書くことができます。
力が入ってしまうと引っかかったり、線が太くなってしまうまで慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、
繊細な線が書けた時の喜びも味わうことができます。
③Manuscript Hiro Leonardo Extra Fine Principal
初めて書いた時になんて書きやすいんだろうと感激を覚えたニブです。
イタリア製のペンで、ヘアラインと呼ばれる細い繊細な線を書くことができます。
ホルダーが合うものと合わないものがあるため、調整が効くホルダーを選ぶことが大切です。
お値段が他のニブに比べて高いので、普段使いというより、ここぞという時に使用しています。
筆者おすすめのモダンカリグラフィーブラッシュペン
ブラッシュペンでおすすめのものを紹介していきます。
おすすめブラッシュペン
トンボ鉛筆 筆之助 しっかり仕立て
ブラッシュペンを使用する際に、初心者ですと筆圧コントロールが難しく感じられると思います。
実際に私もブラッシュペンでの筆圧コントロールに苦労しました。
この「トンボ鉛筆筆之助しっかり仕立て」は、硬筆でコシがあるため初めて使うのに向いていると思います。
ぺんてる アートブラッシュ
筆之助しっかり仕立てよりも柔らかい筆先のペンになります。
最初は筆圧のコントロールが難しいかもしれませんが、いずれ細い線をかけるようになると細い線や太い線など、
様々な表現ができるようになり、表現の幅も広がってくると思います。
モダンカリグラフィーとは
そもそも、モダンカリグラフィーってどういうものでしょうか。
「カリグラフィー」とは、「美しく書くこと」というギリシャ語に由来しているそうです。
カリグラフィーには、ローマン体・イタリック体・ゴシック体・カッパープレート体などさまざまな書体があります。
カリグラフィーの歴史的背景はとても奥深く、その書体にはそれぞれ傾斜やスペーシングなどの決まり事があります。
モダンカリグラフィーはそういった歴史あるカリグラフィーの書体に比べて、近年登場したものとなります。
21世紀になって登場したスタイルで、書き手のオリジナリティや独自の法則性などが尊重されるスタイルとなっています。
まとめ モダンカリグラフィーをポインテッドペンやブラッシュペンで書いてみよう
ここでは、モダンカリグラフィーに使用するペンの種類や、筆者おすすめのホルダーやニブ、ブラッシュペンについてお伝えしてきました。
モダンカリグラフィーは、現在さまざまな広がりを見せています。
もちろん手書きの美しさを感じると共に、デジタル文字への応用や、生活の中のいろいろなシーンにおいて見かけることがあるのではないでしょうか。
ぜひみなさんも、自身の書きやすいペンと出会い、モダンカリグラフィーをご自身の生活の中で楽しんでみてくださいね。